2026年10月
日本医療安全学会では、医療安全の観点から安定供給が特に重要と考えられる医薬品について、厚生労働大臣宛に以下の要望書を提出いたしました。
医療安全における生食注・ヘパリンNaロック用シリンジの必要性について
生理食塩液およびヘパリン加生理食塩液のプレフィルドシリンジ(PFS)は、カテーテルロックやフラッシュの際に使用され、感染予防や薬剤誤投与防止の観点から、医療現場において重要な役割を担っています。
一方、需要が高まっているにもかかわらず、採算性等の問題から製造販売メーカーが限られ、安定供給への影響が懸念されています。
本学会では、医療安全上欠かすことのできないこれらの製剤が今後も安定的に供給されるよう、特段の配慮を要望いたしました。
誤投与防止機能付き高濃度カリウムキット製剤の安定供給について
高濃度カリウム製剤は、誤投与による重大な医療事故が過去に発生していることから、誤投与・誤使用を防止する機能を備えたキット製剤の使用が医療安全上極めて重要です。
本学会ではこれまでも、誤投与防止機能付き高濃度カリウムキット製剤の安定供給について要望してまいりました。
しかし、物流費・光熱費等の高騰により、再び採算性の悪化が懸念されています。当該製剤には代替製品がないことから、令和9年度薬価改定においても必要な措置を講じ、安定供給を確保していただくよう改めて要望いたしました。