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日本形成外科学会からの薬剤関連有害事象情報共有依頼について
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一般社団法人 日本形成外科学会より、乳児血管腫治療薬であるヘマンジオールシロップ(主成分プロプラノロール)に関する情報共有、注意喚起の依頼がありました。

総務委員会で審議し、下記の内容を、会員および本会ホームページ閲覧者に情報提供いたします。

ヘマンジオールシロップは、添付文書の重要な基本的注意で、

「反射性頻脈が減弱し、低血圧のリスクが高くなるため、全身麻酔薬を使用する処置が予定されている場合は、処置の少なくとも48時間前に本剤の投与を中止すること」および

「本剤は低血糖から回復するためのカテコールアミンの作用を抑制する可能性及び、低血糖の症状(頻脈、振戦等)をマスクする可能性があるので注意すること。特に、食事をしていない又は嘔吐した場合は低血糖を悪化させやすいので投与しないこと」とされています。

今回、12時間毎で服用継続中の小児が、全身麻酔下形成外科手術前の絶食中に低血糖発作を起こした事例が報告されました。医療機関などの術前休止薬リストから漏れている場合もあるため、この情報を共有いただき、有害事象発生防止に繋げて下さるようお願いいたします。

(総務委員会)